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 噛み合わせと歯の病気のメカニズム
 噛み合わせと歯の病気のメカニズム
 噛み合わせと歯の病気のメカニズム

なぜ歯は傷むのか

噛み合わせと歯の病気の
メカニズム

むし歯・歯周病・知覚過敏・歯ぎしり……
これらに深く関わる「噛み合わせと力」の影響について、丁寧に解説します。

Mechanism 01

多くの方が「むし歯は細菌が原因」「歯周病は磨き残しが原因」と思っています。
それは間違いではありません。
しかし、同じように歯磨きしているのにむし歯になりやすい方とそうでない方がいるのはなぜか—そこに「噛み合わせ」の問題が隠れていることがあります。

40年以上前から「8020運動」や歯磨きの重要性が叫ばれ、多種多様なデンタルケアグッズが溢れています。それでもトラブルを繰り返してしまう方が少なくない——こうした現状をふまえて、せんじゅ歯科では根本からのアプローチを大切にしています。

このページでは、20年以上の臨床から院長が導き出した「歯が傷むメカニズム」をわかりやすく解説します。

faq

mechanism 01

「噛む力」が歯や骨に与える影響

歯ぎしり・食いしばりで、歯に過大な力がかかります

人間の咬合力(噛む力)は体重と同程度ともいわれます。夜間の歯ぎしりでは、その何倍もの力が無意識にかかり続けます。体重60kgの大人であれば、奥歯には300kg〜900kgに相当する凄まじい力がかかることもあります。体重の軽いお子さまであっても瞬間的に100kg相当の力をかけることができ、前歯だけでも20〜30kgの力は容易に出せます。これほどの力が毎日加われば、硬い歯や周囲の組織にもダメージが蓄積されます。

「噛む力」が歯や骨に与える影響
繰り返される圧力が歯槽骨に及ぼす影響

繰り返される圧力が歯槽骨に及ぼす影響

過大な力が骨に繰り返し加わると、骨に炎症が起き、少しずつ溶け始めます。この「力の負担」も歯周病の進行を早める重大な因子のひとつとせんじゅ歯科では考えています。

噛む衝撃は、見えている歯の部分だけでなく、歯茎の下に隠れている骨(歯槽骨)にまで直接伝わります。骨が炎症を起こして溶け下がると、健康な歯茎もそれに伴って下がります。しかし炎症で歯茎が腫れ上がっていると「見た目の高さ」は変わらないため、骨と歯茎の間に深い隙間(歯周ポケット)が生まれます。プラーク(歯垢)の除去と併せて、骨にかかる負担を和らげることが大切です。

傷ができたところへ、口腔内の常在菌が入ります

口のなかには誰でも細菌が常在しています。問題は「菌がいること」ではなく、「菌が入り込める傷があること」です。噛み合わせの力が歯や歯茎に傷を作り、
そこに菌が侵入することでむし歯・歯周病が進行していきます。

歯に無理な圧縮力がかかり続けると、コンクリートに繰り返し力をかけた時のように目に見えない微細な亀裂(マイクロクラック)が生じます。その隙間に細菌が入って酸を出すことで、歯の内部から状態が悪化していく現象も報告されています。

傷ができたところへ、口腔内の常在菌が入ります
治療しても、力の癖が変わらなければ再発のリスクが高まります

治療しても、力の癖が変わらなければ再発のリスクが高まります

詰め物・被せ物で修復しても、根本の「噛み合わせの癖」が変わらない限り、同じ場所にまた力が集中し、再び傷つき、菌が入ってくる——この悪循環が繰り返されます。

さまざまな材質が口のなかに混在すると、それぞれ摩耗するスピードが異なるため、噛み合わせのバランスがさらに狂いやすくなります。また、被せ物を接着するセメントはごく薄いものであり、強大な力がかかれば外れてしまうことがあります。神経を抜いた歯に入れる土台も、食いしばりの力が集中すると歯の根に大きな負担をかけることがあります。

Mechanism 02

mechanism 02

「筋肉の癖」への着目

歯ぎしり・食いしばりは
「筋肉の使い方の癖」です

歯ぎしり・食いしばり・無意識の噛み締めは、日常的な「筋肉の使い方の癖」と関係しています。この癖は生活習慣・ストレス・姿勢・舌の位置など複合的な要因で形成されます。リラックス時、本来は上下の歯が数ミリ離れているのが正常な状態ですが、無意識に歯を接触させている方(TCH:歯列接触癖)が多く見られます。

癖の改善を目指す取り組み

せんじゅ歯科では、お一人おひとりの力の入り方の癖を把握し、無理のない形で改善を目指すアプローチを行っています。アスリートがフォームを見直すように、無駄な力を抜く意識を日常に落とし込むことが当院における重要なステップのひとつです。継続的な取り組みにより、歯への負担軽減を目指します。

Approach

Approach

せんじゅ歯科の治療アプローチ

当院では、一般的な歯科治療と組み合わせながら、以下のような独自のアプローチを取り入れています。

項目 一般的なアプローチ せんじゅ歯科のアプローチ
むし歯治療の原因 細菌・磨き残し 噛み合わせ(力)による亀裂+菌の侵入
治療のゴール 症状を治す(対症療法) 歯を守る(根本予防)
歯周病へのアプローチ 歯石除去・抗菌処置 骨への衝撃を取り除く噛み合わせ指導+清掃
歯ぎしりへの対応 マウスピースで保護 まず原因理解+筋肉のコントロール指導
治療後のフォロー 定期検診・クリーニング 習慣改善の継続指導・自己管理能力の育成
faq

faq

よくあるご質問

フッ素やキシリトールは意味がないのですか? 完全に効果がないとは言いません。ただ、根本の噛み合わせのコントロールができていなければ、補助的なケアだけでは限界があります。まずは「力のかけ方」を見直すことを当院では優先しています。

マウスピース(ナイトガード)はしない方がいいですか? マウスピースは歯への直接的なダメージを軽減する効果があります。ただし、力そのものは変わりません。せんじゅ歯科では、まず「なぜ力が入るのか」を理解してからマウスピースを検討することをおすすめしています。筋肉の使い方の癖を改善しないままマウスピースを使用すると、力によってすぐに破損してしまうこともあります。また、治療で歯の形が変わるたびに合わなくなることもあるため、まずはご自身で力をコントロールできるようになることが先決です。

噛み合わせを治すには矯正が必要ですか? マウスピースは歯への直接的なダメージを軽減する効果があります。ただし、力そのものは変わりません。せんじゅ歯科では、まず「なぜ力が入るのか」を理解してからマウスピースを検討することをおすすめしています。筋肉の使い方の癖を改善しないままマウスピースを使用すると、力によってすぐに破損してしまうこともあります。また、治療で歯の形が変わるたびに合わなくなることもあるため、まずはご自身で力をコントロールできるようになることが先決です。

子どものうちから始めた方がいいですか? はい、小さいうちからの方が効果的です。親御さまが正しい知識を持ち、家庭で実践することが予防になります。 お子さまの噛み方・舌の位置・呼吸なども含めて、一緒に確認しましょう。親御さまが「こういう食べ方や癖が歯を傷つける」と理解していれば、お子さまのトラブルを未然に防ぐことができます。

どれくらいで効果が出ますか? 個人差がありますが、1〜2年の継続を推奨しています。すぐに結果が出るものではありませんが、続けることで変化します。無意識の噛み締めをやめることでお口の負担が和らぎ、健康な歯茎の環境を保ちやすくなります。

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